ところで、フランスでは(ヌーヴォーに限らず)、皆でワインを飲んでいて、ボトルを空けてしまうことnouveau(C)kimiko.bottiになる最後の1杯を注がれた人は、『その年の終わりまでに、結婚することになるか首を吊る“羽目”になる』という迷信があって、(私の周りでは)独身の男達は、嫌がって避ける(半分、面白がっているところもあるけれど…)。

 

ビストロでも誰かの家でも、気の置けない同士だと、ワインボトルはテーブルを行き交って、お互いに適当に継ぎ合うので、話に夢中になっている独身男のグラスに最後の1杯を注いでしまう“嫌がらせ”のようなことも盛ん。もちろん当人達も心得ていて、その攻防戦(!?)は見ている方には面白い。迷信とわかっていても、顔を引きつらせるほどの人もいる。

夫がただの男友達だった頃に、彼の(やはり独身の)友人と3人で出かけた時には、いつも最後の1杯をめぐって揉めていた(そんなに嫌なら、残せばいいのに、捨てることにするのは勿体ないらしい)。

 

一昨夜、久しぶりに、最後の1杯を「注ぎきらないでくれ」と抵抗(!?)しているシーンを見かけて思い出した。ソムリエは、からかいながらもほんの気持ち分、残してあげていた。

 

年内に結婚したい人も逃げ切りたい人も、ものは試しで、ぜひご留意を。