museecantini(C)kimiko.bottimuseecantini(C)kimiko.botti風が冷たかったので、大通りに出て直ぐに通りがかったバス(は、停留所以外でも、信号のタイミング次第で融通を利かせてくれることも、しばしば)に飛び乗ったら、待ち合わせの時間より20分以上も早く、繁華街に着いてしまった。普段、お天気のいい日には、冬でも30分位は歩いてしまうのが私の習慣で、それに付き合わせている息子には、バス代を浮かせた分でカフェに寄ったり、焼き栗を買ったり…で、“得した感”を楽しませているところで、“(バスで早く着いて)20分潰すためにカフェ”というのは辻褄が合わなくなってしまう。と、立ち止まってあれこれ考えるにも、とにかく寒いからと、とりあえず目的地に向かって路地を曲がったら、Musee Cantini カンチー二美術館が目に付いた。

 

「ここ、美術館だけど、見てみたい?」と訊ねたら、「いいの?」と大喜び!彼にとっては、Musee美術館というのは、大人のための空間で、いい子にしている子どもだけが中に通してもらえるという認識があるらしい。ずっと以前経験した、パリの美術館での子どもアトリエも、思い出深い様子。

 

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このMusee Cantini カンチー二美術館は、 (マルセイユのダビデ像でも紹介したJules CANTINI ジュール・カンチー二氏が、1916年に、マルセイユ市に美術館として寄贈したもので、公共美術館としてはかなり価値のあるものを保有しているので有名。もともとは、1694年に、ある貿易会社のために建てられたものを、1709年に(19世紀前半のmaire de Marseilleマルセイユ市長を務めた)MONTGRAND モングラン氏の祖々父母にあたる夫妻が買取り、1816年からのまた別の人の手を経て、1888年からはカンチー二氏の所有となっていた。

 

museecantini(C)kimiko.bottimuseecantini(C)kimiko.bottiこじんまりとして、華美ではないけれど荘厳な雰囲気漂う静かな空間。平日の午前中、しかもランチタイム直前だったせいもあって、入れ違いに数人のグループが出て行った後には、見学者は私と息子だけ。インディ・ジョーンズのArcheアークみたいな展示物<写真:中>に近づくのを、本気で怖がっていた(くせに)うちの6歳児は、私が1番好きなDufyダーフィーの作品は、いつか大人になってお金の入ったお財布を持ち歩くようになった時に、どこかのお店で見つけられたら買ってくれるそうで、Picassoピカソのデッサンは、もっといいのを彼が描いてくれるらしい。

 

20分というのは、大人には駆け足だけれど、小さな子どもとの好きな作品散策には、ちょうどいいか少しだけ足りない程度かも。「もう、行こう」と自分で言いだしておきながら、少し名残惜しそうに係りの人にAu revoirの挨拶をした息子は、「また、連れてきてね!」と私に確認してから、分厚いガラスの扉を押した。入場料は、大人3ユーロ。

Chttp://www.lavieenfrance.com/ <lavieenfrance@orange.fr>