昔フィアンセだったことのある友人のオフィスを訪ねた・・・といっても、正確には、フィアンセのふりをしてもらったことのある友人、の。

今でこそ、セクハラ・パワハラに対して世間が厳しくなってくれているけれど、"昔"は自分で解決するしかなくて、でも、せっかく上向きの仕事も失いたくないから、いかにカドを立てずにかわすか知恵を絞りだしたのが、古典的な「フィアンセがいるんです」。

仕事関係の集まり先に夜遅く迎えに来てもらう、という、とてもとてもべたな作戦。ちょうど友人のオフィスがそのレストランバーから徒歩1分だったので、残業後に来てもらった。まだ、社会に出て3年ほどの頃の話。

一生懸命だった時代の友人にあうと、背筋がしゃんとする。そして、肩と頬の力は抜けていく（でしょう？）。

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