Pâquesイースターには卵の殻にカラフルな絵付けをしたものを作るのは、フランス家庭ではよく見かける習慣で、ちょうどその前の3月は雨が降ったりお天気が悪いことも続くので、水曜午後や週末のママンと子ども達のいいアクティビティになるのは以前も書いた通り。

プラスチックなどの工作用として市販されている卵型もあるけれど、私の周りでは、昔ながらの生卵に穴を開けて、中身だけ取り出すという方法でしている家庭がほとんど。

フランスでは、子育てに、必要以上にお金をかけない。

教育費・学ぶこと・習い事に関しては費用を惜しまない家庭も目立つものの、たとえば、入学式もないからきっちりした式服を揃えることもないし、私立の受検の面接にステレオタイプのスタイルも無いし、子供服自体、富裕層でもお下がりやリサイクルショップを利用して、上手に循環させている。

たとえば、幼稚園や小学校で使うものリストのひとつに"靴の空き箱(絵の具道具入れとして)"は定番だし、図工で使うものも、家の中にある素材(雑誌や広告の切り抜きや、飲みのものキャップや・・・)といった具合。

合理的というだけでなく、身近にあるもので何かを作り出す愉しみを覚えられるのはとても素敵なこと。

・・・というわけで、この時季、活躍するメニューは、カルボナーラ(卵の黄身だけ必要)とムース・オ・ショコラ(白身だけ必要)。

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年で1番チョコレートが売れると言われるこの時季、家庭用の製菓チョコレートもセールなので、ちょうどいいタイミング。

【レシピ】は、とてもシンプル。白身を写真の生クリームぐらいに泡立てたら、卵1個あたり10g程度のチョコレートを溶かして(湯せんでもレンジでチンでも)混ぜ合わせて冷蔵庫で冷やすだけ。バニラエッセンスやオレンジピールを加えてもいいし、シナモンや他のスパイスもお好み次第、お天気や気分次第、で。