いつも行くスーパーマーケットで、自社マークの “Nouilles de bles et de sarrasin 小麦粉とそば粉の麺”に出会った。
つまり、お蕎麦なわけだけれど、名前が主原料そのままで長い。
そういえば、SOBAといえばパッケージに大きく書かれた日清のソース焼きそばの欧州展開のインスタント麺やカップ麺シリーズが数年前に出て、今ではすっかりポピュラーになっている。
どんどん異なるフレーバーも増えるにつれて(すき焼き味やチリもある)、(フランスではWOKの名で親しまれていた)焼きそばが日本語ではSOBAというらしいと勘違いしている人たちも少なくないし、もしかしたら商標登録されているのかもしれないし、そば粉アレルギーの人には危険だからわかるようになのかもしれないし、理由はよくわからないけれど、とにかくこれは成分的にはお蕎麦の乾麺に違いないからと、ごちゃごちゃ考えずにカゴに入れ、冷やしぶっかけ天ぷら蕎麦にすることにした。2€09(約250円)なら迷うことない。
傍の鮮魚売り場で海老を見繕い、買い置きのアボカドが熟れていたので、きゅうりと合わせて巻き寿司もすることにした。
テレワークの夫には、基本的にランチは13時に用意しておくことになっているので、冷たいままでもいいものや温めるだけのもの中心で、初夏の今の時期には、口当たりの良いものが特に重宝する。
それにしても、フランスのスーパーマーケットでは、お醤油もわさびもふつうに並ぶようになって久しいし、そば粉はブルターニュのクレープ素材として親しまれているので、実はずっと期待していたので、嬉しい。
もちろん日本の本格的な伝統の味とは異なるけれど、じゅうぶんシアワセになれる味。
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