夫は早朝からアヴィニョン出張、息子は昨日から研修でパリ。

ここマルセイユは(10月恒例)外は雨、仕事は(イヴェント企画再開中なものの、ソーシャルディスタンスや時間制限などの先が見えない状況なので)さしあたって足止め中…

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だから、今日は、自分のためだけに過ごすことにした。

ずっと、やりかけで続けそびれていたモザイク細工。バスルームの外側と、トイレの内側だけ完成していて、後はやりかけ。マルセイユのサグラダ・ファミリアと嘯いている。


フランスの住まいは、新築より中古が圧倒的に目立つし、住む人が変わると、全く印象が変わる作りになることが多い。
壁の色どころか間取り自体を変えてしまう人もいるし、ほとんどいじらなくても、部屋の扉や作り付けクローゼットを替えたり、ドアノブだけ新調したり。

我が家は、天井高が昔式で3m以上あるので、、ブリコラージュの店で注文できるスタンダードサイズの扉もクローゼットも合わないとわかったのは、引っ越し荷物を紐解いて全部収めるところに収めた後で、特注にするほどの予算もないので潔く諦めて、ドアノブや、金具類だけをを全て新調することにした。

ところが、扉のサイズが違うと言う事は、既についている取っ手金具のサイズも異なるというわけで、外した跡や余分に開けられていた穴の跡があらわになってしまった。

さしあたって、キッチンと寝室の1つは、扉の塗装を一旦剥がしてもらい塗り直したものの、全部の扉をとなると、時間も費用もかかるので、ドアノブ周りにモザイクを施すことにした。私が。

家具の半分はブエノスアイレス転勤時に揃えたものだし、同じブエノスアイレス仕込みのモザイクなら、いわゆるテイストが合うという仕上がりになるのに期待して。

そうと決めたら、ちゃっちゃとバスルームの外側を、トイレの内側をと仕上げたものの、その後は、幸いにも仕事が忙しくなったり、来客があったりと、扉を閉められない状態にしておけなくて、穴だけ見えないように、ちょこっと隠す状態にして、そのまま、ずっと気になりながら、2年。

スローライフと呼んでね。